昭島市,西立川の整骨院,骨盤矯正ならHaru整骨院

西立川駅から徒歩10分・駐車場3台分あり アクセス 当院について
9:00〜13:00/15:00〜20:00 休診日:日曜、水曜13:00〜 042-519-4059 ネット予約
CLOSE
柔道整復師:小窪一春(Haru整骨院院長)

脊柱管狭窄症と診断されて手術を避けたいと考えているなら、この記事は最適です。手術以外の様々な治療法や、症状を和らげ、再発を予防するための具体的な方法を網羅的に解説しています。薬物療法、神経ブロック注射、理学療法、装具療法など、それぞれの治療法の特徴や効果を分かりやすく説明しています。さらに、日常生活でできる姿勢改善や運動、食事、睡眠といったセルフケアの方法も紹介。脊柱管狭窄症の根本的な改善と、快適な生活を送るためのヒントが満載です。

1. 脊柱管狭窄症とは?手術以外の選択肢を知る

脊柱管狭窄症とは、背骨の中を通る脊髄神経の通り道である脊柱管が狭くなることで、神経が圧迫され、様々な症状を引き起こす病気です。加齢に伴う変化が主な原因ですが、若い方でも発症することがあります。手術が必要な場合もありますが、保存療法で症状が改善することも多く、手術以外の選択肢も知っておくことが大切です。

1.1 脊柱管狭窄症の症状と原因

1.1.1 脊柱管狭窄症によって引き起こされる様々な症状

脊柱管狭窄症の症状は、神経が圧迫される部位や程度によって様々です。代表的な症状として、腰や臀部、脚の痛みやしびれ、間欠性跛行(一定距離歩くと痛みやしびれが出現し、休息すると軽減する)などが挙げられます。症状が悪化すると、排尿・排便障害や、足の力が入りにくくなるといった症状が現れることもあります。

1.1.2 加齢だけが原因じゃない!脊柱管狭窄症を引き起こす要因

脊柱管狭窄症の主な原因は加齢に伴う椎間板の変性や骨の肥厚、靭帯の肥厚などです。その他にも、先天的な脊柱管の狭窄、外傷、脊椎すべり症、変形性脊椎症などが原因となる場合もあります。また、長時間のデスクワークや猫背などの悪い姿勢、重いものを持ち上げるなどの動作も脊柱管狭窄症のリスクを高める要因となります。

1.2 脊柱管狭窄症の診断方法

脊柱管狭窄症の診断は、問診、神経学的検査、画像検査などによって行われます。問診では、症状や既往歴などを詳しく聞きます。神経学的検査では、感覚や反射、筋力などを確認します。画像検査では、レントゲン検査、MRI検査、CT検査などが用いられます。MRI検査は、脊柱管の狭窄の程度や神経の圧迫状態を詳しく評価するために特に有効です。これらの検査結果を総合的に判断して診断を確定します。

2. 脊柱管狭窄症の手術をしない治療法

脊柱管狭窄症の治療は、必ずしも手術が必要となるわけではありません。症状の程度や患者さんの状態に合わせて、手術以外の様々な治療法が選択されます。保存療法と呼ばれるこれらの治療法は、痛みや痺れなどの症状を軽減し、日常生活の質を向上させることを目的としています。ここでは、代表的な手術以外の治療法について解説します。

2.1 薬物療法で痛みや痺れを軽減

薬物療法は、脊柱管狭窄症の初期治療としてよく用いられます。主に痛みや痺れなどの症状を緩和するために、様々な種類の薬が処方されます。

2.1.1 脊柱管狭窄症に用いられる主な薬の種類と効果

薬の種類 効果
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs) 炎症を抑え、痛みを軽減します。ロキソニン、ボルタレンなどが代表的です。
神経障害性疼痛治療薬 神経の損傷による痛みや痺れを緩和します。リリカ、サインバルタなどが用いられます。
筋弛緩薬 筋肉の緊張を和らげ、痛みを軽減します。ミオナールなどが処方されることがあります。

これらの薬は、患者さんの症状や体質に合わせて、単独または組み合わせて使用されます。副作用にも注意しながら、医師の指示に従って服用することが重要です。

2.2 神経ブロック注射で神経の炎症を抑える

神経ブロック注射は、炎症を起こしている神経周辺に直接薬剤を注射することで、痛みや痺れを軽減する治療法です。神経の炎症を抑える効果が高い反面、効果の持続期間は限られています。症状の改善に合わせて、他の治療法と併用されることが多いです。

2.3 理学療法で筋力強化と柔軟性向上

理学療法は、ストレッチやエクササイズなどを通して、筋力強化、柔軟性向上、姿勢改善を目指す治療法です。脊柱管狭窄症によって弱くなった筋肉を鍛え、脊柱の安定性を高めることで、症状の改善や再発予防に繋がります。専門家による指導のもと、適切な運動プログラムを実施することが大切です。

2.3.1 脊柱管狭窄症に効果的なストレッチとエクササイズ

理学療法士の指導のもと、個々の症状に合わせたストレッチやエクササイズを行うことが重要です。一般的な例としては、腰や背中のストレッチ、腹筋や背筋の強化などが挙げられます。

2.4 装具療法で脊柱を安定させる

装具療法は、コルセットなどの装具を装着することで、脊柱を安定させ、痛みを軽減する治療法です。脊柱への負担を軽減し、姿勢をサポートする効果があります。ただし、長期間の装具の使用は筋力低下を招く可能性があるため、医師の指示に従って使用することが重要です。

2.4.1 コルセットの種類と選び方

コルセットには様々な種類があり、症状や体型に合わせて適切なものを選ぶ必要があります。医師や理学療法士に相談し、適切なコルセットを選択しましょう。

3. 脊柱管狭窄症の手術以外の方法で症状を改善するための生活習慣

脊柱管狭窄症の症状を手術以外の方法で改善し、そして再発を予防するためには、日常生活における習慣の見直しが重要です。毎日の生活の中で少し意識を変えるだけで、症状の緩和や進行の抑制につながる可能性があります。

3.1 姿勢改善で脊柱への負担を軽減

正しい姿勢を保つことは、脊柱への負担を軽減し、脊柱管狭窄症の症状改善に役立ちます。猫背のような前かがみの姿勢は、脊柱管をさらに狭くしてしまう可能性があります。逆に、正しい姿勢を意識することで、脊柱管にかかる圧力を軽減し、神経への負担を和らげることができます。

3.1.1 脊柱管狭窄症に良い姿勢と悪い姿勢

良い姿勢

  • 立っているときは、耳、肩、腰、くるぶしが一直線になるように意識します。
  • 座っているときは、背筋を伸ばし、骨盤を立てた状態を保ちます。椅子に深く腰掛け、背もたれを利用しましょう。

悪い姿勢

  • 猫背
  • 長時間同じ姿勢での作業
  • 足を組む
  • 重いものを片側だけで持つ

これらの悪い姿勢は脊柱に負担をかけ、脊柱管狭窄症の症状を悪化させる可能性があります。日頃から正しい姿勢を意識し、悪い姿勢を避けるようにしましょう。

3.2 適度な運動で血行促進と筋力維持

適度な運動は、血行を促進し、脊柱周辺の筋肉を強化するのに効果的です。筋力をつけることで、脊柱を支える力が増し、症状の改善に繋がります。ただし、激しい運動や無理な姿勢は逆効果となる場合があるので、自分の身体の状態に合わせて適切な運動を選択することが重要です。

3.2.1 ウォーキングや水中運動など、おすすめの運動方法

運動の種類 効果 注意点
ウォーキング 全身の血行促進、筋力強化 平坦な道を選び、無理のない距離から始める
水中ウォーキング 浮力により関節への負担が少ない、全身運動 水温に注意する
ストレッチ 筋肉の柔軟性向上、血行促進 無理に伸ばしすぎない
ヨガ 体幹強化、柔軟性向上 自分のレベルに合ったプログラムを選ぶ

これらの運動は、脊柱管狭窄症の症状改善に効果的と考えられています。しかし、症状や体力には個人差があるため、始める前に医師や理学療法士に相談することをお勧めします。痛みがある場合は、無理せず中止してください。

3.3 バランスの良い食事で健康な身体を維持

バランスの良い食事は、健康な身体を維持するために不可欠です。特に、骨や筋肉の健康に欠かせないカルシウム、ビタミンD、タンパク質などを積極的に摂取するように心がけましょう。また、肥満は脊柱への負担を増大させるため、適切な体重管理も重要です。

3.4 睡眠の質を高めて身体の回復力を向上

質の高い睡眠は、身体の回復力を高めるために重要です。睡眠不足は、痛みを増幅させる可能性があります。リラックスできる睡眠環境を整え、十分な睡眠時間を確保することで、身体の回復を促し、症状の改善をサポートします。寝具を見直したり、寝る前にカフェインを摂取しないなど、睡眠の質を高める工夫をしてみましょう。

4. 脊柱管狭窄症の再発予防ケア

脊柱管狭窄症の症状が落ち着いても、再発を防ぐためには継続的なケアが重要です。日常生活の中で少し意識を変えるだけで、再発のリスクを大きく減らすことができます。

4.1 定期的なストレッチで柔軟性を保つ

脊柱管狭窄症の再発予防には、脊柱周辺の筋肉の柔軟性を保つことが大切です。硬くなった筋肉は脊柱への負担を増し、症状の再発につながる可能性があります。毎日、無理のない範囲でストレッチを行いましょう。

特に、太もも裏のハムストリングス、お尻の筋肉、背中の筋肉を重点的にストレッチすることで、脊柱への負担を軽減し、柔軟性を維持できます。お風呂上がりなど、体が温まっている時に行うとより効果的です。

4.2 日常生活での注意点

脊柱管狭窄症の再発を防ぐためには、日常生活での姿勢や動作にも気を配ることが重要です。正しい姿勢を意識し、脊柱への負担を軽減しましょう。

4.2.1 脊柱管狭窄症の再発を防ぐための生活習慣のポイント

以下のポイントを意識して生活することで、再発予防に繋がります。

ポイント 具体的な方法
正しい姿勢を維持する 立っているときは背筋を伸ばし、座っているときは深く座り、背もたれを使う。猫背にならないように注意する。
重いものを持ち上げるときは注意する 中腰で持ち上げず、膝を曲げて持ち上げる。重いものはできるだけ分割して運ぶ。
長時間の同じ姿勢を避ける デスクワークや車の運転など、長時間同じ姿勢を続ける場合は、こまめに休憩を取り、軽いストレッチや体操を行う。
適切な体重を維持する 過度な体重増加は脊柱への負担を増大させるため、バランスの良い食事と適度な運動で適切な体重を維持する。
体に合った寝具を選ぶ 硬すぎず柔らかすぎないマットレスを選び、睡眠時の姿勢を正しく保つ。

これらの生活習慣を意識的に取り入れることで、脊柱管狭窄症の再発を予防し、健康な生活を送ることに繋がります。継続することが重要ですので、無理なくできる範囲から始めて、徐々に習慣化していくようにしましょう。

5. 脊柱管狭窄症の手術しない方法に関するよくある質問

脊柱管狭窄症の手術以外の治療法について、よくある質問にお答えします。

5.1 手術以外の方法で本当に治るの?

脊柱管狭窄症は、加齢による変化が原因の一つであるため、完全に治癒することは難しいです。しかし、手術以外の治療法によって、痛みやしびれなどの症状を軽減し、日常生活を快適に送ることは十分可能です。保存療法の目的は、症状の進行を抑制し、日常生活の質を向上させることにあります。症状の程度や原因、個々の状態に合わせて適切な治療法を選択することで、症状の改善が期待できます。

5.2 どの治療法が自分に合っているの?

最適な治療法は、症状の程度、原因、患者さんの年齢や全身状態などによって異なります。医師は、患者さんの状態を詳しく診察し、画像検査などの結果も踏まえて、適切な治療法を提案します。 例えば、痛みが強い場合は、薬物療法や神経ブロック注射が選択されることがあります。また、筋力低下が著しい場合は、理学療法が中心となるでしょう。患者さん自身の生活習慣や希望も考慮しながら、医師と相談して治療方針を決めることが大切です。 下記の表は、症状と治療法の対応の一例です。あくまでも参考として、ご自身の症状に合った治療法は医師に相談してください。

症状 考えられる治療法
軽度の痛みやしびれ 薬物療法、理学療法、生活習慣の改善
中等度の痛みやしびれ 薬物療法、神経ブロック注射、理学療法、装具療法
強い痛みやしびれ、歩行困難 神経ブロック注射、薬物療法、理学療法、装具療法。症状が改善しない場合は手術を検討。

5.3 治療期間はどれくらいかかるの?

治療期間は、症状の程度や治療法によって大きく異なります。薬物療法や神経ブロック注射の効果は比較的早く現れますが、理学療法や生活習慣の改善による効果は、数週間から数ヶ月かかる場合があります。 また、脊柱管狭窄症は慢性的な疾患であるため、長期間にわたる治療が必要となるケースもあります。症状が改善した後も、再発予防のために継続的なケアが重要です。 焦らずに治療を続けることが大切であり、疑問や不安があれば、いつでも医師に相談するようにしましょう。

6. まとめ

脊柱管狭窄症は、手術以外の方法でも症状の改善や再発予防が期待できます。薬物療法、神経ブロック注射、理学療法、装具療法など、様々な選択肢があり、症状や状態に合わせて適切な方法を選択することが重要です。さらに、姿勢改善、適度な運動、バランスの良い食事、質の高い睡眠などの生活習慣の改善も効果的です。これらの治療法や生活習慣の改善を組み合わせることで、より効果的に脊柱管狭窄症の症状を管理し、快適な生活を送ることが可能になります。日常生活における注意点を守り、定期的なストレッチなどで再発予防にも取り組みましょう。自分に合った治療法や生活習慣の改善方法を見つけるためには、医師との相談が不可欠です。何かお困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。

小窪 一春

投稿者:小窪 一春

1980年2月22日生まれ
O型
趣味:子供と釣り、新しい治療の勉強と研究

カイロプラクティック(アクティベーター)
オステオパシー
機能神経学
シナプス療法