昭島市,西立川の整骨院,骨盤矯正ならHaru整骨院

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柔道整復師:小窪一春(Haru整骨院院長)

慢性的な腰の痛み、突然のぎっくり腰…腰痛にお悩みではありませんか?このページでは、つらい腰痛を和らげるためのツボを徹底解説します。腰痛の種類(急性、慢性、ぎっくり腰)に合わせた効果的なツボや、腰・背中・お尻・足など場所別に分類した様々なツボをご紹介します。それぞれのツボの位置の特定方法や効果的な押し方、ツボ押しグッズを使った方法なども図解入りで分かりやすく説明。さらに、ツボ押しの効果やメカニズムに加え、ストレッチや筋トレ、日常生活での注意点など、ツボ以外の腰痛対策もご紹介。腰痛が悪化した場合の対処法もまとめましたので、ぜひ参考にして、ご自身に合った方法でつらい腰痛をケアしましょう。

1. 腰痛に効くツボの種類

腰痛は、その状態や痛む場所によって効果的なツボが異なります。ここでは、腰痛の種類や痛む場所別に効果的なツボをご紹介します。

1.1 腰痛の種類別おすすめツボ

腰痛は大きく分けて急性腰痛、慢性腰痛、ぎっくり腰の3種類に分けられます。それぞれに効果的なツボも異なるため、ご自身の症状に合ったツボを押してみましょう。

1.1.1 急性腰痛に効くツボ

急性腰痛は、急に発症する激しい痛みが特徴です。炎症を抑え、痛みを和らげる効果のあるツボがおすすめです。

ツボの名前 位置 効果
委中(いちゅう) 膝の裏の中央 腰の痛みや腫れを和らげる効果があります。
承山(しょうざん) ふくらはぎの中央、やや下 腰から足にかけての痛みやこわばりを和らげる効果があります。

1.1.2 慢性腰痛に効くツボ

慢性腰痛は、長期間にわたって続く鈍い痛みが特徴です。血行を促進し、筋肉の緊張を緩和する効果のあるツボがおすすめです。

ツボの名前 位置 効果
腎兪(じんゆ) 背骨の第2・第3腰椎の間から指2本分外側 腰の痛みやだるさを和らげる効果があります。
大腸兪(だいちょうゆ) 背骨の第4・第5腰椎の間から指2本分外側 腰の痛みや冷えを和らげる効果があります。

1.1.3 ぎっくり腰に効くツボ

ぎっくり腰は、急に腰に激痛が走り、動けなくなることもあります。炎症を抑え、痛みを軽減するツボが有効です。急性腰痛と同様のツボも効果的です。

ツボの名前 位置 効果
委中(いちゅう) 膝の裏の中央 腰の痛みや腫れを和らげる効果があります。
腰眼(ようがん) 背骨の第4・第5腰椎の間から指4本分外側 ぎっくり腰の痛みを和らげる効果があります。

1.2 場所別おすすめツボ

腰痛は腰だけでなく、背中、お尻、足などにも関連するツボがあります。痛む場所に合わせてツボを押すことで、より効果的に腰痛を和らげることができます。

1.2.1 腰にあるツボ

腰にあるツボは、腰痛に直接働きかけるため、効果を実感しやすいです。代表的なツボとして、腎兪や大腸兪などがあります。

1.2.2 背中にあるツボ

背中にあるツボは、腰の筋肉の緊張を和らげ、血行を促進する効果があります。肩甲骨の間にある膏肓(こうこう)などが代表的なツボです。

1.2.3 お尻にあるツボ

お尻にあるツボは、坐骨神経痛など、腰から足にかけての痛みやしびれに効果があります。環跳(かんちょう)などが代表的なツボです。

1.2.4 足にあるツボ

足にあるツボは、腰痛全体の改善や、足の疲れ、冷えの改善に効果があります。足三里(あしさんり)や承山などが代表的なツボです。

2. ツボ押しの効果とメカニズム

ツボ押しは、腰痛をはじめとする様々な体の不調を和らげる民間療法として古くから行われてきました。その効果とメカニズムについて、詳しく見ていきましょう。

2.1 ツボ押しの効果

ツボ押しは、血行促進効果が期待できます。ツボを刺激することで血流が良くなり、筋肉や組織への酸素供給が向上します。それにより、筋肉の緊張が緩和され、痛みの軽減につながります。また、老廃物の排出も促進されるため、疲労回復にも効果的です。

さらに、ツボ押しは自律神経の調整にも役立ちます。自律神経は、体の様々な機能をコントロールしています。ツボ押しによって自律神経のバランスが整うと、リラックス効果が高まり、ストレス軽減にもつながります。ストレスは腰痛を悪化させる要因の一つですので、ツボ押しによるストレス軽減は腰痛改善に効果的と言えるでしょう。

また、ツボ押しは鎮痛効果も期待できます。ツボを刺激することで、脳内物質であるエンドルフィンが分泌されます。エンドルフィンはモルヒネの数倍もの鎮痛作用を持つと言われており、腰痛の痛みを和らげる効果があります。

効果 詳細
血行促進 筋肉や組織への酸素供給が向上し、筋肉の緊張緩和、痛み軽減につながります。
老廃物の排出促進 疲労回復に効果的です。
自律神経の調整 リラックス効果を高め、ストレスを軽減します。
鎮痛効果 エンドルフィンの分泌を促し、痛みを和らげます。

2.2 ツボ押しのメカニズム

ツボ押しのメカニズムは、まだ完全には解明されていませんが、いくつかの説が提唱されています。ゲートコントロールセオリーは、ツボへの刺激が神経系に伝わり、痛みを抑制するメカニズムを説明するものです。ツボを刺激することで、触覚などの刺激が痛みの信号よりも先に脳に伝わり、痛みの信号が伝わるのをブロックすると考えられています。

また、ツボ押しは反射作用を利用していると考えられています。ツボは、特定の臓器や器官と関連していることが知られています。ツボを刺激することで、関連する臓器や器官の機能が活性化され、症状の改善につながると考えられています。例えば、腰痛に効果的なツボは、腰の筋肉や神経と関連していると考えられています。

さらに、ツボ押しは脳内物質の分泌にも影響を与えると考えられています。前述のように、ツボ押しによってエンドルフィンなどの鎮痛作用を持つ脳内物質が分泌されます。これらの物質が、痛みを和らげる効果をもたらすと考えられています。

3. 腰痛のツボの押し方解説

ツボ押しは、腰痛を和らげるための手軽な方法の一つです。効果的にツボ押しを行うためには、正しい位置の特定と適切な押し方が重要になります。ここでは、ツボ押しの基本から、グッズを使った押し方、注意点まで詳しく解説します。

3.1 ツボの位置特定方法

ツボの位置は、身体の部位や骨などを基準に特定します。指の幅(自分の指幅)を使って測る方法が一般的です。例えば、背骨から指何本分外側にあるか、おへそから指何本分下にあるかなどです。ツボの位置は個人差がありますので、書籍やウェブサイトなどを参考にしながら、ご自身の身体で確認することが大切です。

3.2 基本的なツボの押し方

ツボ押しは、親指の腹を使って行います。人差し指、中指、薬指を重ねて支えとし、力を入れやすくします。ツボに対して垂直にゆっくりと圧をかけ、気持ち良いと感じる程度の強さで押してください。息を吐きながら3~5秒かけて押し、息を吸いながら3~5秒かけてゆっくりと力を抜きます。これを数回繰り返します。強く押しすぎると逆効果になる場合があるので、痛みを感じる場合はすぐに中止してください。

3.3 ツボ押しグッズを使った押し方

ツボ押しグッズを使うと、より効果的にツボを刺激することができます。代表的なグッズには、ツボ押し棒やゴルフボールなどがあります。

グッズ 押し方 注意点
ツボ押し棒 ツボ押し棒の先端をツボに当て、適度な圧をかけながら押し回します。 皮膚を傷つけないように、滑らかな動きで行います。
ゴルフボール 床や壁にゴルフボールを置き、ツボに当てて体重をかけながら転がします。 体重をかけすぎないように注意します。

3.4 ツボ押し時の注意点

ツボ押しを行う際の注意点をご紹介します。

  • 食後すぐや飲酒後は避けましょう。
  • 妊娠中の方は、刺激の強いツボは避けてください。心配な場合は、専門家にご相談ください。
  • 皮膚に炎症や傷がある場合は、その部分を避けてください。
  • ツボ押しで症状が悪化する場合は、すぐに中止し、専門家にご相談ください。
  • ツボ押しはあくまでも補助的な方法であり、痛みが続く場合は医療機関を受診しましょう。

ツボ押しは、腰痛を和らげるための手軽な方法ですが、正しく行うことが重要です。ご紹介した内容を参考に、ご自身の体調に合わせて行ってみてください。ただし、ツボ押しだけで全ての腰痛が改善するわけではありません。腰痛が慢性化している場合や、激しい痛みがある場合は、自己判断せずに医療機関を受診することが大切です。

4. 腰痛を和らげるためのツボ以外の方法

ツボ押し以外にも、腰痛を和らげる方法はいくつかあります。ご自身の症状や好みに合わせて、ツボ押しと併用したり、単独で行ったりしてみてください。ここでは、ストレッチ、筋トレ、日常生活での注意点について解説します。

4.1 ストレッチ

ストレッチは、筋肉の柔軟性を高め、血行を促進することで、腰痛の緩和に繋がります。腰痛に効果的なストレッチをいくつかご紹介します。

4.1.1 腰のストレッチ

  • 膝を抱えるストレッチ:仰向けに寝て、両膝を胸に引き寄せます。この姿勢を20~30秒ほど維持することで、腰の筋肉を伸ばし、リラックスさせることができます。
  • 腰回しストレッチ:両足を肩幅に開いて立ち、両手を腰に当てます。腰をゆっくりと大きく回します。左右10回ずつ行うことで、腰周りの筋肉をほぐし、柔軟性を高めることができます。
  • 猫背ストレッチ:床に四つん這いになり、息を吸いながら背中を丸め、息を吐きながら背中を反らせます。これを数回繰り返すことで、背骨の柔軟性を高め、腰への負担を軽減することができます。

4.1.2 股関節のストレッチ

  • 開脚ストレッチ:床に座り、両足を大きく開きます。上体を前に倒し、股関節の内側を伸ばします。無理のない範囲で行い、痛みを感じたらすぐに中止してください。
  • あぐらストレッチ:床に座り、あぐらの姿勢をとります。両膝を床に近づけるように優しく押さえ、股関節の外側を伸ばします。

4.2 筋トレ

腰痛を予防・改善するためには、腰回りの筋肉を鍛えることが重要です。腹筋や背筋を鍛えることで、腰への負担を軽減し、姿勢を安定させることができます。

4.2.1 腹筋

  • ドローイン:仰向けに寝て膝を立て、お腹を薄くへこませた状態をキープします。インナーマッスルを鍛えることで、腰を安定させる効果が期待できます。
  • クランチ:仰向けに寝て膝を立て、上体を少し起こします。腹筋に力を入れて行い、腰を反らせないように注意してください。

4.2.2 背筋

  • バックエクステンション:うつ伏せになり、両腕を体の横に伸ばします。上半身と下半身を同時に持ち上げ、背筋を鍛えます。腰を反りすぎないように注意してください。
  • プランク:うつ伏せになり、両肘とつま先を床につけます。体幹を一直線に保ち、姿勢を維持します。腹筋、背筋だけでなく、体幹全体を鍛えることができます。

4.3 日常生活での注意点

日常生活における姿勢や動作は、腰痛に大きく影響します。以下の点に注意することで、腰への負担を軽減し、腰痛の予防・改善に繋げることができます。

場面 注意点
座り姿勢 深く座り、背筋を伸ばす。足を組まない。長時間同じ姿勢を続けない。
立ち姿勢 背筋を伸ばし、お腹に力を入れる。猫背にならないように注意する。
物を持ち上げる時 膝を曲げて、腰を落とす。背中を丸めない。重い物は複数人で運ぶ。
寝姿勢 仰向けで寝る場合は、膝の下にクッションを置く。横向きで寝る場合は、抱き枕を使う。
デスクワーク 適切な高さの机と椅子を使用する。モニターの位置を調整し、正しい姿勢を保つ。

これらの方法を参考に、ご自身の状況に合った方法で腰痛を和らげてみてください。ただし、痛みやしびれが強い場合や、症状が改善しない場合は、医療機関への受診をおすすめします。

5. 腰痛が悪化する場合の対処法

ツボ押しを行っても腰痛が改善しない、または悪化する場合には、自己判断で対処せず、医療機関への受診を検討することが重要です。

腰痛の悪化は、重大な疾患が隠れている可能性もあるため、専門家の診断を受けることが大切です。以下に、悪化の兆候と対処法をまとめました。

5.1 悪化の兆候

症状 説明
痛みの増強 安静時や動作時に関わらず、痛みが強くなってきた場合。
痺れや麻痺 腰だけでなく、足にしびれや麻痺が出てきた場合。
排尿・排便障害 尿が出にくい、便が出にくい、または失禁などの症状が現れた場合。
発熱 腰痛と共に発熱がある場合。
体重減少 原因不明の体重減少がある場合。
夜間痛 夜間に痛みが増強し、睡眠を妨げる場合。

5.2 医療機関の受診

上記の症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。医療機関では、問診、診察、画像検査などを通して原因を特定し、適切な治療を行います。

5.2.1 受診の目安

2週間以上ツボ押しなどのセルフケアを行っても痛みが改善しない場合は、医療機関への受診をおすすめします。また、上記の悪化の兆候が見られた場合は、すぐに受診してください。

5.2.2 受診する医療機関

整形外科を受診するのが一般的です。整形外科では、腰痛の原因を特定し、薬物療法、理学療法、注射療法、手術療法など、様々な治療法を提案してくれます。

5.3 日常生活での注意点

医療機関を受診するまでの間、または受診後も、日常生活で以下の点に注意することで、腰痛の悪化を防ぐことができます。

  • 安静:激しい運動や無理な姿勢は避け、安静を保つようにしましょう。
  • コルセットの着用:腰をサポートすることで負担を軽減できます。適切なコルセットを選び、正しく着用しましょう。
  • 保温:腰を冷やさないように、温めることで血行を促進し、痛みを和らげることができます。
  • 正しい姿勢:立っている時や座っている時は、正しい姿勢を意識することで腰への負担を軽減できます。

6. まとめ

この記事では、腰痛に効果的なツボの種類、効果、押し方について解説しました。急性腰痛、慢性腰痛、ぎっくり腰など、症状に合わせたツボや、腰・背中・お尻・足といった場所別に効果的なツボをご紹介しました。ツボ押しは、血行促進や筋肉の緩和といった効果が期待できます。ツボの位置を正確に特定し、適切な強さで押すことが重要です。ツボ押しグッズを活用する方法も有効です。ただし、ツボ押しだけで腰痛が完全に治るわけではありません。ストレッチや筋トレ、日常生活での姿勢改善なども併せて行うことで、より効果的に腰痛を和らげることができます。また、腰痛が悪化した場合は、自己判断せずに医療機関への受診も検討してください。

小窪 一春

投稿者:小窪 一春

1980年2月22日生まれ
O型
趣味:子供と釣り、新しい治療の勉強と研究

カイロプラクティック(アクティベーター)
オステオパシー
機能神経学
シナプス療法