妊娠初期の腰痛は要注意!予防策や改善方法を紹介
妊娠して腰が痛くなる方が多いです。特に近年の生活習慣による問題で腰の負担がかかっていることは明らかです。もちろんスマホや運動不足が原因ではないありますが妊娠中に特に気を付けるべき点をここではお伝えしたいと思います。
1. 妊娠初期の腰痛とは?症状や原因を解説
妊娠初期の腰痛とは、妊娠の初めの数週間から数か月にかけて起こる腰痛のことです。
妊娠によって体重が増え、お腹が大きくなるにつれ、腰の負担が増えるため、腰痛が発生しやすくなります。また、妊娠中のホルモンの影響もあり、骨盤周りの筋肉や靭帯が緩み、腰痛を引き起こすこともあります。
妊娠初期の腰痛は、マッサージやストレッチ、運動などの対処法があります。
一方で、腰痛がひどい場合は、医師に相談することが必要です。妊娠初期の腰痛は、妊娠中に起こる症状の一つであり、妊娠中の健康管理には欠かせないものです。
ぜひ、妊娠初期の腰痛について正しい知識を持ち、健やかな妊娠生活を送りましょう。
2. 妊娠初期にはどんな食事に気を付けるべき?腰痛対策も含めた栄養素の摂取方法を解説
妊娠初期の腰痛には、食事によっても影響を与えます。そこで今回は、妊娠初期に気を付けたい食事と摂取した方が良いサプリをご紹介します。妊娠初期は、胎児の発育に必要な栄養素を摂取することがとても大切です。しかし、一般的に皆さんが食されていて気を付けたいものとは。
- コーヒーなどのカフェインは控える。他の情報では2杯ぐらい大丈夫とされているが少なければ少ないほど内臓の調子もよく腰痛になりづらくなる。コーヒーの他にウーロン茶、緑茶、紅茶、ほうじ茶なども。
- 糖類はできるだけ控える。精白糖ではなく自然の含蜜糖を取るようにしましょう。精白等はミネラルが入っておらず腸の膜を破ってしまうリーキーガット症候群になり腰への負担が高まります。含蜜糖(てんさい糖、黒砂糖、きび砂糖)であれば安心です。
- カルシウムは骨の健康に必要な栄養素であり、妊娠中は特に必要です。カルシウムが不足すると、骨盤周囲の筋肉や骨の強度が低下し、腰痛を引き起こす可能性があります。カルシウムを多く含む食品としては、乳製品、豆腐、青魚などが挙げられます。
- ビタミンDは、カルシウムの吸収を促進する役割があります。ビタミンDが不足すると、カルシウムの吸収が低下し、骨や筋肉の健康に影響を与えます。ビタミンDが多く含まれる食品としては、魚介類、卵黄、キノコなどが挙げられます。
- マグネシウムはや神経の健康に必要な筋肉であり、腰痛の緩和に効果的です。マグネシウムが不足すると、筋肉の収縮が弱くなり、痛みが増す可能性があります。マグネシウムが多く含まれる食品としては、豆類、ナッツ、緑黄色野菜などが挙げられます。
- オメガ3脂肪酸は、炎症を抑える効果があり、腰痛の緩和に効果があります。そして摂取した人とそうでない人では37週の早期出産率にも良い影響があります。オメガ3脂肪酸が多く含まれる食品としては、青魚、ナッツ、種の実類などが挙げられます。
参考情報:DHAオメガ3妊娠中の重要な栄養素である理由nutri-facts.org
筋骨格系の炎症に対する天然物について知っておくべき7つのことejim.ncgg.go.jp
3. 痛みが強い場合はどうする?薬の選び方やコルセットの種類
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妊娠中は使用をしない方がいい非ステロイド性消炎鎮痛薬があります。ボルタレン・ロキソニンなどになります。
妊娠中にオススメできるのはアセトアミノフェンになり、それでも妊娠初期は長期間使用しないでできるだけ最小限の使用にしましょう。カロナール、そして市販薬ではノーシン錠になります。 -
湿布なども注意が必要。ロキソニンテープやモーラステープなどの非ステロイド性抗炎症薬は体から体内に入って胎児に影響を及ぼします。妊娠中につかるのはアセトアミノフェンとサリチル酸メチルになります。
- コルセットは腰や骨盤にするコルセットより股関節を抑えるコルセットが効果的です。腰や骨盤を抑えてしまうと腹部に圧が高まり胎児にいい影響を与えません。股関節を抑えることにより簡単な骨盤矯正の効果もありおススメです。
4. 妊娠初期の腰痛が流産?
妊娠初期には、胎児の発育が最も重要な時期ですが、稽留流産というリスクもあります。腰痛や下腹部の痛みがサインになっていることも。稽留流産とは、胎児が停止してしまい、自然に流産しない場合、手術が必要となることもあります。しかし、稽留流産の原因は不明な場合が多く予防策は限られています。妊娠初期の体調管理と定期的な健診が大切です。妊娠初期のママたちは、自分の体と胎児の健康を守るため、注意深く過ごしましょう。
5. 腰痛の予防策とは?運動や姿勢の改善方法を紹介
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適切な姿勢を保つ長時間同じ姿勢でいることは、腰痛の原因となります。意識して座るようにしましょう。
- 座り方が重要になります。身体が丸くならないようにしたいのですが身体が重くなってくるので意識してやるのも大変です。そこでお尻の下に少し折りたたんだバスタオルを引いて後ろを高くします。そうすることで背中が伸びて丸くなるのを予防してくれます。
- 骨盤体操がオススメです。Haru整骨院で教えている骨盤体操で簡単にできます。よろしければこちらをご覧ください。
6. 産前産後の腰痛にもつながる?妊娠中に取り入れたいストレッチやマッサージ法
- 三陰交のツボ押して婦人科系を強化。三陰交のツボは女性のお悩みでは欠かせないポイントです。骨盤体操のバランスを整えるとともに血液やホルモンバランスを良くしてくれるマッサージができます。
- 仙腸関節の奥のいたみには外側くるぶしの第三腓骨筋、長趾伸筋、長母趾伸筋をほぐすと仙腸関節が緩み楽になる。足から骨盤まで筋膜で繋がっているので歪みが解消される原理です。
- 仙骨の痛みには長腓骨筋、短腓骨筋、が通っている腓骨筋支帯をほぐせば改善できる。くるぶしとかかとの間に出っ張っている所に滞りがありそれが仙骨の痛みに繋がる。
妊娠中に取り入れたいストレッチやマッサージ法は、産前産後の腰痛を予防するのにも役立ちます。
ストレッチでは、腰周りの筋肉を伸ばすストレッチが効果的です。例えば、仰向けに寝て、膝を曲げたまま足首をつかんで引き寄せるストレッチや、膝を曲げて仰向けに寝て、ゆっくりと両膝を左右ただし、無理なストレッチは避け、適度なストレッチを行うようにしましょう。