腰痛の原因は足を組む癖?簡単な改善方法も紹介!
ついつい足を組んでしまうなんて方もいると思います。
それで腰痛があると「そのせいで腰が痛いんだ」と思うことも。
だけど分かっていてもやめられない足組。
どうして止めることができないのか、どうすれば止めることができるのか?
分かりやすく解説していきます。
1. どうして人は足を組んでしまうのか?
もしかしたらこのページにたどり着く前に他の院のブログなどで、
「片側の筋肉が縮んでいるのが原因だ」「片側の坐骨結節が下にあるせいだ」なんて見た方もいるかもしれません。
確かにそれらも原因であるかもしれません。
そうすると上記の理論が当てはまらなくなります。
ではどうして組んでしまうのかというと、
まず腰を丸めるのが体勢的に楽な方がいます。
丸くなっている腰を安定させるのに足を組むことでロックされて楽になるのです。
それを繰り返すうちに脳でそのパターンを形成していきます。
この脳で「足を組む」という行為や神経状態を記憶するのが一番の原因になります。
ゴルフや野球でもそうですがいつも同じ側のスイングをすることで脳で覚えて安定化していきます。
反対のスイングしても同じように上手くいきません。
このように繰り返すごとにより「足を組む」という神経回路が強くなり、やめられなくなってしまいます。
参考情報:座っているときの組んだ足: 体に悪いですか?Healthline Media, Inc
足を組む:発生率と遺伝ーアメリカ国立衛生研究所
2. 足を組むと腰痛の原因になる理由とは?
足を組むだけでは腰痛にはなりません。
2、骨盤が固定されて仙腸関節に負荷がかかり骨盤が歪む
1は長い時間組むことにより背中に負荷がかかり湾曲がどんどん強くなっていきます。
1日に組む時間×月日によりどんどん背中が丸くなり腰痛のリスクも高まります。
こちらは背中の中部から下部にかけての痛みが出やすくなります。
2は足を組んで下側になっている足の仙腸関節がロックされ固まります。
一定以上の時間×圧が加わることにより関節の動きもロックされ自由が利かなくなります。
こちらは場合によってはぎっくり腰のような痛みが発生しやすくなります。
参考情報:足を組んで座ると体にどのような影響がありますか?Primal Pictures
足を組んで座ると体に悪い理由The Conversation
3. 足を組まないで座るためのコツとは?
一度足を組んだら止めることができないのか?そんなことはありません。
先ほど足を組んでいる状態を覚えるとお伝えしました。
つまりその逆で足を組まない状態を覚えさせれば良いのです。
よりそれを覚えさせるにはとても良い姿勢をできるだけ続けるようにすることです。
こちらがペットボトルを使ったHaru整骨院式姿勢の作り方。
2,背中をできるだけ壁にしっかりくっつける。
3,身体を前屈させてから骨盤の仙腸関節辺りにペットボトルを回しながら入れる。
(この時若干きついぐらいがベスト)
4,そこから身体を起こしてみる。
そうすると腰のカーブができて理想的な座り姿勢になります。
辛い場合はペットボトルの入れ具合を緩めたりしましょう。
この姿勢を毎日10分以上やってみてください。
脳で良い状態を覚えてくれるはずですよ。
4. 足を組むことが避けられない(やめられない)場合の対処法とは?
中にはいい姿勢をするのが面倒くさい、しんどいなんて方も(本来は知ったことではないのですが(笑))
そのような方は歪んだまま放置することしかできないのかと患者様から言われたこともありました。
実はできるだけましにする方法があります!
それは足を組むのを両方やればいいのです。
参考情報:足を組んでいる間の腰と背中の痛み。— healthfitinc.com
そして1時間おきに立ち上がって腰を後ろに反らせば丸くなった背中をリセット!
これである程度悪くなるのを防げます。
どうしても足を組みたい方はこちらをやってみてください。
5. 他に腰痛を予防するためにできることとは?
足を組むという行為自体が腰椎や骨盤に負担がかかるのでそれを解消する必要があります。
その場合にはこちらのHaru式骨盤回しで骨盤から上を自力で矯正できます。
やり方は
2,骨盤に手を置き
3,お尻を締めながら
4,腰を右回転に大きく回す
5,これを反対回しもやる
6. まとめ:足を組むことが腰痛に悩む人にとって重要なこと。
足を組むにはちゃんとした理由があります。
それを解消するためにこちらの方法を是非やってみてください。
恐らく今まで以上に足を組む時間が減ると思います。
繰り返し繰り返しやって良い神経パターンを覚えさせましょう。
あとはあなた次第!
どうしても足を組んでしまうの方は左右同じぐらいやるとベスト。
もちろん組まないに越したことはありませんが(笑)
少しでも解消されて腰痛予防をしていただければ幸いです。
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