四十肩・肩関節周囲炎は肩甲上腕リズムを取り戻せば改善できる!
四十肩・五十肩それはどんな病気!?
- あるとき当然肩が痛くなった
- 洗濯物を干そうとすると痛む
- 思いバックやかばんを持ち上げると痛い
- 吊革につかまるのも辛い
- 夜、肩が痛くて眠れない
このような経験はありませんでしょうか。
上記の症状が代表的な四十肩・五十肩のよくある症状です。
一般に肩が痛くなると四十肩と言われたりすることもあります。
しかし、単なる肩こりとは違い、人によっては激痛が走り夜も寝れなくなる(夜間痛)ことも。
また、四十肩と一言で言われていますが実は多くの種類があります。
「肩関節周囲炎」「肩峰下滑液包炎」「石灰沈着腱板炎」など多数存在する。
それらをひっくるめて四十肩・五十肩と呼びます。
ちなみに四十肩・五十肩も同じもので30代でもなるし90歳でもなります。
※20代以下は細胞が元気で関節も柔らかくなりづらい
四十肩はどのような状態になっているのか
種類はいくつかありますが基本的に筋肉に炎症が伴って痛みを出しています。
ただ単に筋肉を痛めているのではなく筋肉と関節のバランスが崩れている状態です。
肩関節には「肩甲骨」「上腕骨」「鎖骨」「胸骨」「肋骨」により構成されています。
それに伴い関節も多数存在したします。
肩関節は主に
肩甲骨と上腕骨で構成される「肩甲上腕関節」、
肩甲骨と鎖骨で構成される「肩鎖関節」、
肩甲骨の肩峰と上腕骨で構成される「第二肩関節」
肩甲骨と肋骨で構成される「肩甲胸郭関節」、
胸骨と鎖骨で構成される「胸鎖関節」分けられます。
これらの関節に17種類の肩を構成する筋肉がついて肩関節を動かしています。
しかし、関節面のアライメントがずれたり(関節の歪み)、
筋肉や神経の緊張が起こり肩のバランスが乱れます。
そのため上腕骨を上げると肩甲骨と鎖骨の部分(家で言うと屋根にあたる所)
にあたってしまい手が上がらない状態になります。
ではどうすれば上がるようになるのか?
肩周りの関節周囲のバランスが崩れているものはどうやって戻すのか。
それは肩甲上腕リズムを取り戻すことです。
肩甲上腕リズムとは
腕を上げると上腕骨と一緒に肩甲骨も動きます。
肩甲上腕リズムとは上腕骨と肩甲骨の動きの比率を言います。
上腕骨を45度より上方にあげると上腕骨と肩甲骨は1:2の割合で動きます。
ちなみに腕を180度上げれるとすると、
上腕骨(肩甲骨上腕関節)は120度
肩甲骨(肩甲胸郭関節) は 60度
になります。※他の関節も少し動いている
正面向いてる骸骨さんは肩甲骨が動いていなくて腕が上がりませんでした。
この上腕骨と一緒に肩甲骨と鎖骨が上がり上腕骨をよけてくれる動作を
「ウインギング」と呼びます。※飛ぶWINGからきている
この肩甲上腕リズムとウインギングが正常にできれば間違いなく
四十肩・五十肩を改善へと導けるのです。
肩甲上腕リズムができるようになるには
それはインナーマッスルとアウターマッスルを鍛える事です。
ここで言うインナーマッスルとは、
回旋筋腱板:ローテーターカフと呼ばれる「棘上筋」「棘下筋」「小円筋」「肩甲下筋」。
アウターマッスルは「三角筋」「大円筋」になります。
この筋肉たちを使えるようになれば肩甲上腕リズムの80パーセントが機能できるのです。
これらは鍛えるというよりも刺激を与えるのが目的です。
眠っている筋肉を目覚めさせることが目的になります。
参照
四十肩・五十肩の夜間痛を改善させるには○○筋を鍛えれば良い!
これをやれば間違いない、四十肩・五十肩のトレーニング!
よく勘違いをされてしまうかがもいるのですが、
筋肉を増強するために鍛えるのではなく、
刺激を与え本来の機能を取り戻すためのトレーニングです。
なので無理してハードに鍛える必要は全くありません。
むしろ四十肩・五十肩のときに無理をしてやりすぎると逆に痛めてしまうことも。
よく一般的の方が無理なストレッチをして痛めるケースが多々あります。
なので適切にトレーニングすることが重要になってきます。
病院では治してくれないの?
病院や整形外科で四十肩により通院した場合は多くのケースが痛み止めや良くて注射になります。
ほとんどが薬や湿布で返されてしまうことになるわけですが。
まれに大きい地方の病院では筋トレ的なものやストレッチを指導してくれるところもあるのですが、
それでも四十肩治療を専門でやってる所は少ないです。
整骨院や整体で四十肩専門でやられている場合はいいと思います。
それでもただの看板で言っているケースもあるのでしっかりと自分で調べてみるべきです。
正しく肩のトレーニングをするため他の方法は
パーソナルトレーニングやしっかりマンツーマン指導でやるジムなどいいと思います。
ただ単にユーチューブでみて鍛えたり普通のジムでトレーニングすることは痛めるのでおすすめしません。
専門家の指導のもとやった方が効率が良いし痛める確率も減ります。
しっかり知識を持った整骨院や整体院でもいいと思います。
Haru整骨院でも施術の後にご指導させていただいています。
また、当ブログでも状態に合わせたトレーニング法や痛みを軽減させるやり方も
お伝えしていますのでご参考にしていただけると幸いです。
四十肩・五十肩は何年も繰り返し痛くなってしまう方が多いのです。
痛いと仕事がはかどらなかったり我慢して他の病態を作ってしまうことも。
早目の対策で早期治癒を目指して頑張りましょう。
四十肩・肩関節周囲炎での余談ですが
最近YouTubeやためしてガッテンなどでストレッチや筋トレを紹介する動画も増えてきました。
とても良いものもあればこれは効果あるの?と思うものの差が大きいです。
解りやすく解説してくれるもので自分に合ったトレーニングをしましょう。
間違った筋トレなどでより悪化させて来院される方も多いので
注意してやってください!
(僕も昔やりすぎで痛めた事があります(^^;)
参照 四十肩・五十肩の原因は姿勢改善法で予防ができる!
四十肩・五十肩の夜間痛を改善させるには○○筋を鍛えれば良い!
これをやれば間違いない、四十肩・五十肩のトレーニング!
夜も寝れない(夜間痛)四十肩・五十肩、とりあえず痛みを抑える方法とは
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