病院で脊柱管狭窄症と診断されリハビリしても治らない方
このような症状がでていたら要注意
あるとき腰の痛みや足のしびれを感じ歩くのがだんだんと辛くなってくる。
そのうち200メートルも歩くと腰や足の痛みしびれで休みのを余儀なくされ、また歩くと辛くなる。
このような症状が出てきたらあなたは脊柱管狭窄症の可能性が大きいです。
歩くと辛くなり休みとまた歩けるのを間欠性跛行といいます。
脊柱管狭窄症でも人により症状が違ってきます
Aさんは臀部痛、Bさんは腿の裏に痛み、Cさんはすねとふくらはぎの痛み。
このように人によって出てくる症状が違うのです。
ちなみに腰の痛みは脊柱管狭窄症の症状ではありません。
ただ、足の痛みと腰痛が併発することは多いのです。
※共に腰痛の状態が悪いから
AさんBさんCさん、共通しているのは間欠性跛行が出やすい点です。
しかし最近は脊柱管狭窄症でも歩ける方もいて長く歩くと辛くなるのではなくて、
歩き初めに痛い方もいます。
こちらは新型脊柱管狭窄症とよばれる部類になりますが共に腰がよくないため神経が圧迫され症状が出ています。
腰痛があっても脊柱管狭窄症ではない!?
ここで一つ知っておかなければいけないのが、
実は腰痛があるのが脊柱管狭窄症ではないのです。
「腰部脊柱管狭窄症診療ガイド2021」によれば腰痛だけでは脊柱管狭窄症とはならない。
下枝に症状があることでこの病気の症状になるとのこと。
なので腰痛だけがあり病院で診断されても正しい脊柱管狭窄症の問題ではないのです。
病院で脊柱管狭窄症と診断されたら
病院でMRIをとり「背骨の神経の通り道が狭くなってるね」なんて言われたら脊柱管狭窄症です。
もしレントゲンしか撮っていないのに脊柱管狭窄症なんていわれたら信じてはいけません。
MRIをとらないとヘルニアなのか脊柱管狭窄症なのかはたまた違う問題なのかがわからないので。
大きな病院だと理学療法士さんがいてリハビリなどしてくれるところもあります。
多くは電気治療と温め、何もないところだと薬や湿布をもらってまた様子見せてくださいと言われ、
会う度に「どうですか?」と毎回言われ一向に変わらない。
リハビリしても変化がない方も多い。
それで結局病院では治らないだと諦めてしまう。
でも中には良くならないリハビリで何年も通っている方もいます。
どうして病院や整形外科の治療で治らないのか?
この辛い痛みを何とかしてもらおうと思って重い腰を上げて来院。
しかし湿布や薬だけ渡されて帰らされる始末。
このような病院があるのは患者様からよく聞かされます。
また「リハビリしているのにどうして治らないの?」なども。
なぜこのようにお医者さんで治すことができないのか。
1、脊柱管狭窄症を起こしている筋肉にアプローチできていない
それは脊柱管狭窄症の起こしている筋肉の治療ができていないからです。
それは特に腸腰筋と大腿筋膜張筋。
この二つの筋肉を正しくアプローチできていないと治すことが出来ないのです。
腸腰筋と大腿筋膜張筋が硬いと骨盤が前に倒れ腰椎に負荷がかかります。
負荷がかかると神経を通っている脊柱管が狭くなり神経が圧迫されるのです。
それがわかっていないといくらリハビリやマッサージしても効果がないのです。
もちろんそれ以外の筋肉も重要になります。
2,筋肉だけでなく関節も重要
腰を構成しているのは筋肉だけではありません。
重要なのは骨、つまりは関節なのです。
関節が歪めば全身のバランスも悪くなり様々な影響がでます。
また、関節には靭帯・血管・神経などが通っていて歪むことにより関節痛や神経症状を出します。
この大切な関節を治さないで筋肉だけ治療をしても治らないのです。
3,どうして関節を治療しないのか?
日本のお医者さんは関節が歪むとは思っていません。
それはどんな身体が曲がっている人でもレントゲンでは関節のズレが見られないから。
でもそれは違うのです。
関節は正常な緊張ではなく異常な緊張状態にあるから痛みや神経症状、身体全体が歪んでみえる。
海外では関節の異常から身体症状をだしている論文も多く発表しています。
このように病院や整形外科の診断には多くの矛盾があります。
海外の参考文献
■Malmivaara A. et al, the Treatment of Acute Low Back Pain-Bed Rest,Exercises,or Ordinary Activity? N Engl J Med 1995
■Boos N . et al ,The Diagnosis Accuracy of Magnetic Resonance Imaging,Work Perception,and Psychosocial Factors in Identifying Symptomatic Disc Herniations , spine 1995
■Indahl A.et al,Good Prognosis for Low Back Pain When Life Unhampered-A Randomized Clinical Trial,Spine 1995
4,日本の医学が遅れている
アメリカやヨーロッパなどでは大分昔から医療の現場ではわかっていました(オステオパシー医学やカイロプラクティックと比べ)
日本では色々な利権があるのでなかなか浸透出来ないのです。
実はリハビリの先生だけでなくお医者さんもわかっている方が少ないのです。
また、ドクターもそのような実習や勉強をしている先生がすくないから。
いい先生もいないこともありませんが近所の整形外科などではなかなか見つかりません。
このような症状がでていたら危険なサイン
脊柱管狭窄症の病態のなかで危険なものがあります。
神経を圧迫するもので馬尾型と言われる状態で放っておくと大変なことに。
脊柱管の中心部分に馬尾と呼ばれる部分がありお尻や陰部の方に繋がっている脊髄神経。
これが圧迫されると
- しびれはあるが 痛みはない
- しびれと痛みが両足にある
- お尻の周りに痛みやほてりがある
- 歩くと尿が漏れそうになる
特に一番最後の尿が漏れそうになるのは危険サイン。
場合によっては手術しないとこの馬尾の脊髄神経が圧迫死され陰部神経が永久に麻痺することに。
つまりは排尿排便障害が永久に残ることも。
なので上記のような症状があればまず病院で検査してもらい、
馬尾型であれば手術の対象になると思います。
病院ではリハビリの対象になることも
手術の対象でなければリハビリに回されることが多いです。
もちろんPTOTさんがいてリハビリ施設があればですが、なければ薬と湿布だけという事もあります。
ただこのリハビリもとても優秀なPTOTがいればよいのですが多くの病院ではほとんどいません。
ただ決めれられたメニュー(簡単な筋肉トレーニング・歩行訓練など)をこなすだけ。
もちろんそれだけで治る方も少なく諦めてしまう方も多いのです。
それで当院の患者様も色んな病院巡りで疲れ果てた方を何人もいました。
そうならないためにも適切な治療を受けられるよう知ることが大事です。
身体の歪み、神経の流れを正常できれば症状はよくなるので
それができる優良な整体・治療院で治すことをお勧めします。
どうすればいい治療院をみつけることができるのか
このご時世、整体・整骨院が四方八方に乱立されてどこに行けばいいのかわからないと思います。
治療家や医療に詳しい方ならすぐわかりますが一般の方が見つけるのは難しい。
どうやって良い治療院をみつけられますかと遠方に住んでる家族のためにと聞かれます。
なのでオススメできる治療院のポイント
- 根本治癒などかいてあるが詳しい施術が書いてないのは✖
- 施術でどのような効果があるかHPで明記してある
- 勉強会やセミナーなどによく出席されていたり多くの資格を取得していたりする
- 信頼できる患者様の口コミが多い
これが全てではないですがこれらを抑えている院は良い治療を行っている可能性が大です。
やたらと口コミが多い治療院も怪しい所です。
先生が多く在中してたくさんの患者様に書いて頂いてる可能性が高いし、
施術が担当にならず毎回違う先生なんて事もよく聞きます。
一つや二つだけでなくたくさんの治療院を比べてみてください。
そうすると色々と院の特色がわかりより良い治療院探しができると思います。
もちろん1院で失敗しても諦めずに探してみてください。
きっとあなたを助けてくれる院がみつかりますよ。